坐禅と【仏画】のススメ
坐禅の時、ただ壁に向かってするより「仏画」を壁に掛けてそれに向かう方がオススメという話題。
面壁九年の達磨大師。(めんぺきくねんのだるまだいし)は有名です。壁に向かって九年間坐禅をして悟りを開いたと言われます。勿論、日常の生活はしながら坐禅をしたのでしょう。今の我々と変わりません。
坐禅は宗派によって「薄目を開けてする宗派」と「目を閉じてする宗派」があります。どちらがどうとも言えないのですが、双方の主張を書いておきます。薄目を開ける派(主に禅宗)だと「目を閉じると受け身になってしまう。薄目を開けた、いわゆる菩薩の目が良い」。
目を閉じる派だと「闇の中で呼吸を意識する。何か浮かべばそれは雑念であり妄想である」。
という……感じです。はい。
筆者はどちらなのかというと、基本、目を閉じています。が時折薄めを開けてお線香の残り具合から残り時間を確認しています。坐禅は一回四十分と決めていますが、時々目を開けないと時間を大幅にオーバーすることもあったんです。
なので今のスタイルに落ち着きました。
その時折スッと目を開けた時に、目の前に仏画が見えると身も心も引き締まります。冒頭の達磨大師の仏画でも良いですし、阿字観(梵語の「あ」の字を心の中で観ての坐禅)をする人なら、梵語の「あ」の字の掛け軸を掛けておいても良いでしょう。
壁に向かって九年坐禅するより、仏画に向かって坐禅する方がはかどるのでは。
そんな話題でした。
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